中古住宅でも住めば愛着が沸く

40代男性、福島県在住です。私は愛知県の二世帯住宅に住んだ後に、西多摩でリフォームした一戸建てを購入するまで借家に住んでいました。6畳3間で月約6万円ほどでしたが、東日本大震災で基礎にヒビが入ったのですが、大家さんは”まだ大丈夫”といって補強工事をしてくれませんでしたので、知り合いの相模原市で外構工事を行っている工務店さんにお願いしました。

暫くはそのまま住んでいましたが、余震があるたびにヒビがだんだん大きくなり”倒壊するのでは?”と心配で仕方ありませんでした。そんな中、原発の影響もあり周辺の住宅団地では放射能を気にして引っ越しをする人が増え、空き家が目立つようになりました。

気にはしていましたが”どうせ中古とはいえ高いんだろうな”と思い、引っ越し先候補としては考えていませんでした。しかしある時新聞の折り込み広告に不動産情報が載っており、近所で子供の学区も同じところに中古住宅の売り出し情報が載っていたため、見るだけならタダと思い戸建ての家づくり見学会に申し込みました。

見てみると中はキレイで地震の影響も殆ど無かったらしく、私には十分と感じました。因みに敷坪約75、3LDKで築25年、価格は1300万円と手ごろでしたので即購入しました。

ただ最初は駐車場がウナギの寝床でしたので妻には不評でしたが、そのうち自分でDIYリフォームをしたりして改良しました。庭にも自分で物置小屋を建て、畑も作ってそれなりにしています。もう住んで7年ほどになりますが愛着が沸いており、中古でも充分我が家になっています。